療養の給付等

診療を受けるとき(療養の給付)

病気・ケガのときは、国保を扱っている病院・診療所へ必ずマイナ保険証または保険証等を提示して診療を受けます(現物給付)。

マイナ保険証または保険証等を提示しないと全額自費払いとなります。

マイナ保険証または保険証等を提示すると、医療費の一部を自己負担することにより、必要な診療(「保険給付」をご覧ください)が受けられます。やむをえない事情でマイナ保険証または保険証等を提示できないときでも、勤務先、住所氏名、保険証や資格情報のお知らせ、資格確認書の記号番号などを申し出て被保険者であることを認めてもらえば、保険で診療を受けられることがありますが、その場合でも、診療が終わったあとにすみやかにマイナ保険証または保険証等を提示しなければなりません。

マイナ保険証をお持ちでない方は、保険証または資格確認書で受診します。
保険証は令和7年7月31日まで使用できます。
「資格確認書」は、新規加入者以外は、マイナ保険証を持っていない方やマイナ保険証が利用困難な方に、有効期限までに国保組合から交付されます。
医療機関の受診時に窓口に提示するもの
マイナ保険証の有無 マイナ保険証が利用できる医療機関 医療機関でマイナ保険証が利用できない場合
マイナ保険証をお持ちの方 マイナ保険証 マイナ保険証+資格情報のお知らせ
マイナ保険証をお持ちでない方 保険証又は資格確認書 保険証又は資格確認書 保険証又は資格確認書
いずれの場合も有効期限までは、保険証を使用して受診できます。

医療費の3割を自己負担

診療を受けるときは入院、外来を問わず医療費の3割を自己負担します。

ただし、給付率は年齢により異なります。

(災害救助法に該当した場合は、医療費の自己負担の減免・支払猶予などが受けられます。)

対象年齢 外来・入院
義務教育就学前 2割負担
70歳未満の組合員 3割負担
70歳以上の組合員
(後期高齢者医療対象者を除く)
2割負担
(現役並み所得者は3割)
医療機関における外来の機能分化を進めるため、紹介状なしで大病院を外来受診する場合、原則として初診時または再診時に3割~2割の自己負担に加え、追加負担が必要になります。
ただし、緊急その他やむを得ない事情がある場合については、追加負担を求められない場合があります。

現役並み所得者(70歳以上の組合員)

課税所得145万円以上の方(70歳~74歳までの方)などが同じ世帯にいる方。

ただし、下記の金額に満たない場合は、申請により2割負担となります。

単身世帯の場合…年金と給与収入の合計が383万円

二人以上世帯の場合…年金と給与収入の合計が520万円

「所得」と「収入」は異なりますので、ご注意ください。

入院中の食事代などの一部負担(入院時食事療養費・入院時生活療養費)

次の表の金額を負担します。

1食当たりの食事標準負担額(入院時食事療養費)

A 一般の被保険者(B、Cのいずれにも該当しない人) 490円
B 市町村民税非課税世帯(70歳以上の被保険者は低所得者Ⅱ) 過去1年間の入院期間が90日以下 230円
過去1年間の入院期間が91日以上 180円
C Bのうち、所得が一定基準に満たない70歳以上の被保険者(低所得者Ⅰ) 110円
難病患者・小児慢性特定疾病患者は280円となります。
市町村民税非課税の人は「限度額適用・標準負担額減額認定証」を医療機関に提示することにより、食費が減額されたり、医療費の支払いが自己負担限度額まで(「医療費が高額になったとき」ご参照)となります。この認定証は、国保組合に申請して交付を受けます。なお、オンライン資格確認を導入している医療機関で、マイナ保険証で受診する場合は、認定証の提示は不要です。

療養病床に入院する65歳以上の人は食費と居住費の一部を自己負担します(入院時生活療養費)

  1食当たりの食費 1日当たりの居住費
一般(下記以外の人) 490円 370円
低所得者Ⅱ 230円 370円
低所得者Ⅰ 140円 370円
保険医療機関の施設基準などにより、450円となる場合もあります。
指定難病の人は食費の一部負担(食事療養標準負担額と同額)のみです。
詳しくは、国保組合へお問い合わせください。
低所得者Ⅱ: 同一世帯の国保組合加入者と世帯主が住民税非課税である人。
低所得者Ⅰ: 同一世帯の国保組合加入者と世帯主が住民税非課税であって、かつ各種収入などから必要経費・控除(年金収入は80万円)を差し引いた所得が0円となる人。

使い方ガイド

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